2023.08.22
イベント
パソコンなしのプログラミング「ドキドキワクワクなぞときですます!」
こんにちは!産業能率大学情報マネジメント学部北川ゼミです。
小学生を対象にプログラミングイベントを開催しました。
パソコンを使わないプログラミングなぞとき
先日、連携活動を共に行っている大学近くの小学校の5年生3クラスを対象に「ドキドキワクワクなぞときですます!」と題したプログラミングなぞときを行いました。
プログラミングと言えば、パソコンやタブレットを使うイメージですが、今回は「パソコンを使わないプログラミングなぞとき」を企画しました。
教育用プログラミングツールのScratchを用いて以下の手順で行いました。
1.紙で作ったScratchのコードを4、5人の子どものグループに1セットずつ配っておく
2.初めにScratchでキャラクターが動く動画を子どもたちに見てもらう
3.この動きをするためには、コードをどう組み合わせたらいいかをグループで相談して机の上で組み合わせる
4.完成したグループは手を挙げて知らせ、学生は子どもたちが組み合わせたコードをパソコンに入力して動かして正解、不正解を判定する
企画段階では、これで子どもたちは楽しんでくれるのか不安もありましたが、いざなぞときが始まると「これはこうじゃない?」「わかった!」「できた!できた!」と大変盛り上がり、紙のコードを用いたプログラミングを楽しんでくれました。予想以上の手ごたえでうれしかったです。
子供たちの感想「難しいけど楽しい」?
イベントに参加してもらった子どもたちにアンケートを取ってみました。
Scratchの経験とプログラミングなぞときの難易度の関係を見ると、やはり経験の少ない子どもの多くは難しかったと感じたようです(下図グラフ)。
このように、なぞときが難しかったと答えた子どももかなりいたのですが、イベント自体はほとんどの子どもが楽しんでくれていて安心しました。(下図グラフ)。
なぞときが終わった後の休みの時間に、早速タブレットを出してScratchで同じコードを作って動かし始めた子どももいました。「自分たちでタブレットを使って動きを確認したい!」という声も出ていたそうです。
しかし「あまり楽しくなかった」と答えた子どももいました。(理由は想像になりますが、『思っていたイベントと違ったのかな?』という意見がチームの中で挙がりました。次のイベントでアンケートを取る際は理由も教えてもらい次に活かしたいと思います)。
今回行ったプログラミングなぞときは、パソコンやタブレットを使わず紙のコードで組み合わせたのですが、小学生が友だちと相談しながら楽しんで取り組んでくれたこと、そして「パソコンでも試したい!」と思ってくれた子どもがいたのは大きな発見だったと感じます。2学期には、こちらの小学校でプログラミング授業を学生が企画し、実施させていただく予定ですが、その時の進め方の参考にもなるなと思いました。
大学生と何をしたい?プログラミング?
ところで、アンケートでは子どもたちに「次は大学生たちと何をしたい?」とも聞きました。もちろんScratchでゲームを作りたいという声もかなりありましたが、ドロケイ、ドッジボールなど「外で遊びたい!」という声が上回りました。実は、この日もなぞときだけでなくドッジボールも行ったのですが、大学生と外で遊びたいというのが子どもたちの本音だったのかもしれません(笑)。
私たちは、地域の小学校との連携活動にも取り組んでいます。この活動を通じて地域の小学校のプログラミング教育の現状を知り、学生が関われることを考え、少しずつでも実現していきたいと思っています。
今回は小学校でのイベントについてご紹介させていただきました。次回は、実際にパソコンを使ったプログラミング体験イベントについての記事をアップする予定です。ぜひ、楽しみにお待ちください。
なお、このイベントは現在申し込み受付中です。興味のある方は以下のサイトからぜひお申し込みください。私たち学生がマンツーマンで対応します。
*『モノづくり体感スタジアム』
https://mono-stu.jp/s_workshops/real.php
昨年も参加したイベントで、こちらのブログでも報告しています。
*「子供を笑顔に!!プログラミング体験イベント実施」
https://kosodate.inet.co.jp/blog/event/post-331.html