子育てブログ

2024.07.16

お役立ち

フローチャートってなに?デジキッズたちに説明してみた

こんにちは!産業能率大学 情報マネジメント学部 北川ゼミです。

 

先日、地域の小学校でフローチャートを用いた授業を実施させていただきました!

対象は小学校5年生です。

 

皆さんフローチャートをご存知でしょうか?

仕事のプロセスや手順などを記号で表現したものをフローチャートと言います。

プログラミングにおいては、まずはフローチャートでコンピュータに行わせる命令を整理しておくことで効率よくきれいなプログラムが作成できます。

プログラムに限らず、ものごとを筋道立てて論理的に考える力をつけるためのツールとも言えます。

なぜ小学生にフローチャート?

それは、フローチャートがプログラミングの基本となる考え方だからです。

現在小学校ではプログラミング教育が導入されていますが、そのためにもフローチャートについて知っておくことは重要ではないかと考えたのです。

ただし、最初からプログラミングではなく、まず身近な動きをフローチャートで表すことから始めました。

 

朝起きてから家を出るまでのフローチャートを作ってもらったらまさに「デジキッズ」だった

まず、「朝起きてから家を出るまでに何をするか」を考えてもらい、それをもとに動作の順番を考えながら子どもたちにフローチャートを作成してもらいました。

最初はフローチャートという馴染みのない言葉に戸惑っている様子もありましたが、すぐに朝のルーティンをフローチャートにすることができていました。

ここで驚いたのは、その内容でした。多くの子どもたちのフローチャートに「スマホ」「YouTubeを見る」「TikTokを見る」「LINEを確認」「ゲームをする」などが入っているのです!

学校に行く前にSNS!

一方、「テレビを見る」を入れている子どもはほとんどいませんでした。

私たちが小学生だった頃は毎朝にテレビを見ていたのですが…。

 

条件分岐の処理にも挑戦!

次に、ケーキ屋さんに行ってショートケーキを買ってくるまでの一連の流れをフローチャートにしてもらいました。「ショートケーキが売り切れている場合はチョコケーキを買う」という行動にすることで、条件分岐の記号の使い方も体験しました。

子どもたちはすぐに理解して、「お金を払う」や「ショートケーキを探す」「レジ袋を購入する」など、リアルな動作を追加してフローチャートを作成してくれている子もいました。

 

学校でどんな一日を過ごしてる?

最後はグループになって、学校での一日の流れをフローチャートで作ってもらいました。

みんなで意見を出し合って、学校で行う活動を考えました。

授業よりも休み時間の動きを中心に作っているグループが多かったのは、小学生らしいですね!

最後に

フローチャートを作ることは、小学生にとって少し難しいかなと思っていたので、どれくらい授業の内容を理解してくれるのか不安でした。

また、2コマ分の授業時間をいただいていましたが、最後まで飽きずに取り組んでくれるかどうかも心配していました。

しかし、多くの子どもたちが最後までしっかりと学生の話を聞きながら意欲的に授業に取り組んでくれたので、授業をしていてとても嬉しかったです。

教材を考えて、準備した甲斐がありました!

 

最後までご覧いただきありがとうございます。

今回は、小学校で行ったフローチャートを用いた授業について紹介させていただきました!

子どもたちにプログラミングの楽しさや面白さをもっと知ってもらえるように、今後も活動していきたいです。

 

 

 

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