2025.03.11
お役立ち
大自然に飛び出そう!!
こんにちは!産業能率大学 情報マネジメント学部 北川ゼミです。
突然ですが、皆さんは普段どのくらいお子様と一緒に屋外で自然に触れ合っているでしょうか。
最近では、デジタル機器の普及により、休日も家でゲームをしたり動画を見たりして過ごす子どもたちも増えているのではないかと思います。
またそもそも、都心ではすぐに遊びに行けるような自然が少なかったり、お天気が悪いとあまり外出する気にならなかったりすることがあるかと思います。
では、子どもたちはどのくらい自然に興味を持っているのでしょうか?
今回は、子どもたちの興味関心も踏まえた自然体験ができる団体とそこで得られることについてお伝えしていきます!
【現代の子どもたちはどのくらいデジタルに触れている?】
まずはこちらのグラフを見てください。
これは、ある小学校の全校児童477人を対象に行ったアンケートの中で、1日どのくらいデジタル機器(スマートフォン・タブレット・パソコン)を使用するかという質問への回答結果です。
このグラフから、デジタル機器を全く使わない児童はとても少数で、特に高学年では使わない児童は4.2%しかおらず、逆に、1日3~4時間使っている児童は、低学年の倍以上の21.1%もいることが分かるかと思います。
今は小学校でもタブレット端末が1人1台使えるようになっており、子どもたちがデジタル機器に触れる機会は非常に増えています。
【現代の子どもたちはデジタルにしか興味がないの?】
彼らはデジタルにしか興味がないのでしょうか。
ちらのグラフを見てください。
これは先ほどと同じアンケート調査の自然体験活動に関する質問の回答結果です。
低学年・高学年ともに、自然体験活動について「現在やっている」または「興味がある」と答えた児童は、なんと7割を超えるという結果になりました。
つまり、多くの小学生がキャンプなどの自然体験活動に興味を持っていると言えます。
【どんな自然体験活動に興味があるの?】
一言に自然体験活動と言っても、キャンプやハイキング、植物観察など様々なものがあります。
では、子どもたちは具体的にどういった活動に興味があるのでしょうか?
具体的な活動をいくつか挙げて興味のあるものを選んでもらったところ、次のような結果となりました。
低学年・高学年ともに、50%以上の児童がキャンプに興味を示していることが分かります。また、高学年では野外料理や川遊びが低学年よりも多く、逆に低学年では野外工作や植物観察、野鳥観察などが高学年よりも多いことも特徴的です。
低学年はどの自然体験活動にも比較的まんべんなく興味を示し、逆に高学年は普段できないようなことに興味を示していることがうかがえます。
私自身も、小学生の頃からキャンプなどの活動に参加していたため、普段の生活ではなかなか味わえないようなことができ、とても楽しく過ごしていたのを覚えています。
また、「スマートフォンやゲームなどのデジタルを使った遊びと、キャンプやハイキングなどの自然の中での遊びのどちらが好きですか?」という質問に対しては、「どちらも好き」と答えた児童が最も多かったのですが、その理由には次のようなものがありました。
自然でもデジタルでも、「人と交流する」・「友達とつながる」という意見が見られたのは非常に興味深いと感じました。
【どこで自然体験活動ができるの?】
では、こういった自然体験活動はどのような場所で実現できるのでしょうか。
本ブログでは、子ども向けの自然体験活動を行っている団体を2つ紹介していきます。
1.ボーイスカウト
まず一つ目は、ボーイスカウトです!
ボーイスカウトは、子どもたちの好奇心や探求心を尊重しながら、活動を通してより良き社会人を育成することを目的とする世界的な教育運動です。
キャンプやハイキング、野外料理だけでなく、募金活動や地域行事のお手伝いなど、普段学校では学べないような様々なことを経験することができます。そしてそれらの活動を通して、チームワークや社会性、リーダーシップやコミュニケーションスキルなどを身に付けていくことができます。
ボーイスカウトでは、年代ごとに5つの部門に分かれており、いつでも始めることができます。
また、ボーイスカウトは全国に活動体があるので、横浜市内はもちろん、県内の他の地域や県外に引っ越したとしても活動を続けることができます。【*1】
見学等も随時行っているので、ぜひお近くのボーイスカウトを探してみてはいかがでしょうか。
ホームページ:ボーイスカウト日本連盟
2.横浜YMCA
続いて二つ目は、横浜YMCAです!
横浜YMCAは、横浜市内を中心に県内に多くの施設があり、それぞれでスイミング教室や体操教室、ダンスプログラムや書道プログラムなど、様々な活動を行うことができます。
その中の一つにシーズンキャンプ・野外活動があります。
ここでは、ホームページに掲載されている「野外活動・キャンプ」ページの内容を引用してお伝えします。
シーズンキャンプ・野外活動では、次の教育要素を中心にキャンププログラムが進められています。【*2】
1.友だちの大切さを学びます。
2.プロセスに着目し、自分の力で頑張ることにチャレンジします。
3.自然はもちろん、周囲への思いやりのあるやさしい心を育みます。
ぜひこの機会に体験してみてはいかがでしょうか。
ホームページ:横浜YMCA
今回ご紹介した団体だけでなく、他にも多くの活動団体がありますし、家族でできる自然体験活動もたくさんありますので、ぜひお子様に合った活動を探していただけたらと思います。
【まとめ】
いかがだったでしょうか。
デジタル社会において、子どもの頃からデジタル機器に触れ慣れておくことはとても大切です。
しかし、私たちが住んでいるこの世界が自然に守られていることも忘れてはいけません。
私たちは、この自然環境を守り続けていく必要があります。それは、今の子どもたちが大人になった時も同じです。
そのためにも、幼少期から大自然に触れておくことで、自然環境に対する思いやりの心を持つことができると思います。
普段デジタル機器に触れている子どもたちの多くが、自然体験活動に対しても興味を持っていることが今回の調査でわかりました。
ぜひこの機会に、お子様と大自然に飛び出してみてはいかがでしょうか。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
参照サイト:
【*2】横浜YMCA